戸石城 DATA
- 別名 : 砥石城
- 築城年 : 不明
- 築城者 : 不明
- 城の種類 : 山城
- おもな城主 : 村上氏、真田氏
戸石城(砥石城)は、かつて村上義清の治める葛尾城の支城として整備された大規模な山城です。
天文19年(1550年)、武田信玄が大軍を率いて攻め入るも、村上義清の巧みな駆け引きによって総崩れとなり大敗した⌈戸石崩れ⌋の舞台として知られています。
しかしその翌年、武田の家臣となっていた真田幸隆の調略によって戸石城は瞬く間に陥落。その後、この山城は真田氏の管理下に置かれました。
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戸石城は東太郎山の一支脈が南へ突き出た尾根上に構築された連郭式の山城です。本城を中心として北には桝形城、南には戸石城、南西には米山城が配されており、これらを総称して戸石城と呼んでいます。
戸石城跡への道は、周囲の畑山、伊勢山、金剛寺の三方向があります。このうち伊勢山からの道が戸石城の大手口と考えられています。
戸石城跡には段郭(削平地)が多数配置されており、堀切とともに造られた切岸(きりぎし)を登ると、主郭からはすばらしい眺めを堪能できます。
また、戸石城の中で最大規模の本城をはじめ、桝形城、米山城も時間の許す限り見て回りたいものです。
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戸石城跡の観光情報
住所 | 長野県上田市 |
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開館時間 | 随時 |
休館日 | なし |
入館料 | なし |
駐車場 | あり |
戸石城跡への交通アクセス
- 自動車にて
- 上信越自動車道 上田菅平ICより10分前後
∗陽泰寺から北に300mほど登っていったところに登山口があります。
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真田氏館跡 住所:長野県上田市真田町本原 御屋敷公園内
上田城築城以前に用いられていた真田氏の居館跡で、地元では親しみを込めてお屋敷と呼んでいます。一帯はお屋敷公園として整備され、ツツジの名所としても知られています。館跡には、昌幸が屋敷の荒廃を憂いて勧請したと伝えられる皇大神宮(すめらぎだいじんぐう)があります。 -
真田氏歴史館 住所:長野県上田市真田町本原2984-1
真田氏ゆかりの武具甲冑、古文書など数多くの貴重な資料が展示されています。お屋敷公園内にあり、歩いて数分の真田氏館跡とともに、真田ファンならずともチェックしておきたい観光スポットです。
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