真田氏本城 DATA
- 別名 : 真田山城、松尾新城、住連寺城
- 築城年 : 天文年間(1532~1555年)
- 築城者 : 真田氏
- 城の種類 : 山城
- おもな城主 : 真田氏
真田氏本城は、真田氏発祥の地とされる上田市真田町のほぼ中央に築かれていた真田氏の居城です。その呼び名どおり、真田氏の本拠でした。
天文10年(1541年)、武田信虎・村上義清・諏訪頼重との海野平の戦いに敗れた真田氏は当地を追われてしまいます。
その後一時、上州箕輪城主 長野業政のもとに身を寄せていましたが、やがて武田信玄に仕えると村上義清の支城 戸石城攻略の功を挙げ、本領を回復しました。


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真田氏本城は小高い山の上に自然の地形を巧みに利用して築かれた山城です。周辺の山城と比べ、規模が大きく防備も複雑なものとなっていました。
真田氏館跡の方へと続くなだらかな南斜面には何段もの段郭が連なっており、それ以外の3方は急斜面となっています。城跡は整備されており、南側の斜面は勾配もそれほどでなく歩きやすいです。
眺望も開けており、眼下には上田盆地を一望できます。村上義清の支城 砥石城や幸隆の弟 矢沢綱頼の居城と伝わる矢沢城を望むこともできます。




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真田氏本城跡の観光情報
住所 | 長野県上田市真田町長5029-3 |
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開館時間 | 随時 |
休館日 | なし |
入館料 | なし |
駐車場 | あり |
真田氏本城跡への交通アクセス
- 電車にて
- JR・しなの鉄道・上田電鉄 上田駅下車、タクシーで25分前後
- 自動車にて
- 上信越自動車道 上田菅平ICより15分前後
∗真田氏本城跡の入口は、マップに示した場所から北西に100m登ったところにあります。
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真田氏館跡 住所:長野県上田市真田町本原 御屋敷公園内
上田城築城以前に用いられていた真田氏の居館跡で、地元では親しみを込めてお屋敷と呼んでいます。一帯はお屋敷公園として整備され、ツツジの名所としても知られています。館跡には、昌幸が屋敷の荒廃を憂いて勧請したと伝えられる皇大神宮(すめらぎだいじんぐう)があります。 -
真田氏歴史館 住所:長野県上田市真田町本原2984-1
真田氏ゆかりの武具甲冑、古文書など数多くの貴重な資料が展示されています。お屋敷公園内にあり、歩いて数分の真田氏館跡とともに、真田ファンならずともチェックしておきたい観光スポットです。
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