西尾城(NISHIO CASTLE)

西尾城 DATA

  • 別名 : 西条城
  • 築城年 : 鎌倉時代
  • 築城者 : 足利義氏
  • 城の種類 : 平山城
  • おもな城主 : 牧野氏、酒井氏、田中氏、本多氏、太田氏、井伊氏、松平氏

西尾城の歴史

戦国時代より何度も改修されてきた

西尾城の築城時期について、正確なことは分かっていません。しかし一般的には、三河守護に任じられた足利義氏(あしかがよしうじ)が西尾城付近に築いた西条城(さいじょうじょう)が西尾城の始まりといわれています。

西尾城は戦国時代に入城した酒井正親や田中吉政によって整備され、城域が拡張されました。その後も、慶長6年(1601年)に藩主となった本多氏をはじめ譜代大名が藩主を務め、太田氏と井伊氏の時代に西尾城は大改修されたといいます。

明和元年(1764年)には大給松平氏が入城し城下町も栄えましたが、明治維新を迎えて明治5年に廃城となりました。

堂々たる門が前方に見えます。
二の丸の表門であった鍮石門(ちゅうじゃくもん)が再建されています。
御剱八幡宮が鎮座しています。
本丸跡に鎮座する御剱八幡宮(みつるぎはちまんぐう)は、西尾城の守護神です。

西尾城の見どころ

二の丸跡に天守台が再建されている

西尾城跡には本丸丑寅櫓(うしとらやぐら)や鍮石門(ちゅうじゃくもん)などが再建され、歴史公園として整備されています。再建された本丸丑寅櫓は、内部に入ることもできます。

西尾城には、かつて3重の天守閣が建っていました。現在は天守閣はありませんが、二の丸の北西隅におよそ6mの高さの天守台が再建されています。

また、二の丸の中央にはかつて藩主の御殿が建てられていましたが、現在は二の丸広場となっており、一角に旧近衛邸が移築されています。

西尾城姫丸跡には、西尾市資料館があります。西尾市の歴史に関連する資料が展示されており、今川義元の書状なども見られます。

西尾市資料館から見た丑寅櫓です。
本丸丑寅櫓は本丸内で最も大きく、天守閣に次いで高い建物だったといわれています。
西尾城天守閣二の丸跡の碑が見えます。
二の丸の北西に天守台が復元されています。昔の石垣を一部再利用しているそうです。
西尾市資料館です。
かつて姫丸のあったところに西尾市資料館が建てられています。入館無料です。
旧近衛邸です。
京から移築されたという旧近衛邸では、お抹茶を頂くことができます。

西尾城の観光情報・交通アクセス

西尾市歴史公園の観光情報

住所 愛知県西尾市錦城町231-1
開館時間 4月~9月は9時~18時、10月~3月は9時~17時
∗丑寅櫓の開放時間は9時30分~16時
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、祝日の翌日、12月29日~1月3日
入館料 なし
駐車場 あり(無料)

西尾市歴史公園への交通アクセス

電車にて
名鉄西尾線 西尾駅にて下車、徒歩12分
路線バスにて

名鉄西尾線 西尾駅より

六万石くるりんバス⌈歴史公園西⌋にて下車、徒歩3分

自動車にて
東名高速道路 岡崎ICより40分前後

西尾城周辺の観光スポット

  • No Image

    尚古荘 住所:愛知県西尾市錦城町176-1

    西尾市歴史公園から歩いて3分ほどのところにある、西尾城東の丸の遺構を活かした日本庭園と建物です。昭和初期に米殻商の大黒屋岩崎明三郎氏によって作られました。茶室や東屋などもあります。