典厩寺
千曲川のほとりにある典厩寺(てんきゅうじ)は、武田信玄の弟 信繫の菩提寺です。もともとは鶴巣寺と称されていましたが、元和8年(1622年)、松代藩初代藩主となった真田信之の命により武田典厩信繫の名をとって典厩寺と改められました。
激戦となった第4次川中島合戦の折、信繁はこの寺の付近で討死し、その遺体は鶴巣寺(現 典厩寺)に埋葬されました。副将として武田家を支えた名将の死は、敵味方から大いに惜しまれたといいます。
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典厩寺の山門から入ってすぐ左にある閻魔堂(えんまどう)は、川中島の戦いによる戦死者6000余名を供養するために建立されたものです。堂内には巨大な朱塗りの閻魔大王像が祀られており、背後の壁には四天王が描かれています。
信繫の墓は境内の奥にあります。近くには信玄の躑躅ヶ崎館の愛石と謙信の力試しの石が並べて配置され、川中島合戦戦死者の霊を慰める甲越弔魂碑が建てられています。合戦で討死した信繫の首を清めたと伝えられる首清め井戸も境内に残されています。
川中島合戦記念館では古くから典厩寺に伝わってきた貴重な宝物を見ることができます。また、春には境内のみごとな枝垂れ桜が開花し、目を楽しませてくれることでしょう。
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典厩寺の観光情報
住所 | 長野県長野市篠ノ井杵淵1000 |
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拝観時間 | 8時30分~17時 |
休館日 | なし |
拝観料 | 200円 |
駐車場 | あり |
典厩寺への交通アクセス
- 路線バスにて
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JR長野駅・松代駅より
アルピコバス松代線⌈水沢典厩寺⌋にて下車、徒歩7分
- 自動車にて
- 上信越自動車道 長野ICより5分前後
-
松代城跡 住所:長野県長野市松代町松代44
松代城の前身は、武田信玄が軍師 山本勘助に命じて築いた海津城です。川中島の戦いの際、武田軍の拠点となりました。門や土塁、堀などが復元されています。 -
八幡原史跡公園 住所:長野県長野市小島田町1384-1
武田信玄と上杉謙信が激突した川中島の戦いの舞台となった場所です。古戦場は公園として整備されており、有名な一騎打ちの像や首塚、執念の石などを見ることができます。
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